2023年のトレンドとして全世界で注目を集めるChatGPT。最近アメリカのニュース記事でも良く見かけるようになってきましたね。今後ビジネスで幅広く活用されていく可能性が高いので、グローバルに駐在員必見の内容となります。また、ESLなどの語学学習の場でも結構こういった時事ネタはディベートのお題となりやすいです。いきなり話を振られたとしても自分の意見を伝えることが出来るよう、先にざっくりと概要を知っておくことをオススメします。
この記事を読んで分かること
- ChatGPTの概要
- ChatGPTによって未来はどう変わるのか
この記事ではChatGPTについてアメリカで生活されている方向けに分かりやすく解説していきます。
ChatGPTとは
ChatGPTとは、OpenAIが更新・改善し続けている最先端の言語生成モデルです。マイクロソフト社がOpenAIに1,3兆円もの投資をしていることで団体名を知った方も多いんじゃないでしょうか。ユーザーが質問すると、ごく自然な形の文章で回答することが出来ることから特にカスタマーサポートの分野において効果を発揮することが出来ると考えられています。
ビジネスシーンでどう使われていくの？
世界中の顧客に対してアプローチできる
OpenAIは複数の言語をサポートするモデル作りに力を入れている為、全世界に対して効果的にアプローチすることができます。時差に左右されずに一定のクオリティを維持することが出来るのはとても便利ですね。顧客が希望する言語に合わせて365日24時間対応することは、顧客満足度を高めることに繋がります。
難しい入力作業を外注せずに低コストで実現できる
今までは各言語に合わせて対応できる人員を配置したり、フィードバックの集計入力の整理の為に時間を掛けたりしていました。しかしChatGPTを上手く導入すれば、そういったリソースをはるかに削減してスムーズに業務を進めることが出来ます。
業務上必要な資料を整理してくれる
ChatGPTではテキストを分類し、各テキスト要約タスクの為に調整することが出来ます。情報収集の際に膨大な量の書類に目を通して振り分けたり要約することに時間を掛ける必要はありません。これだけでかなりの時間を節約し、本来の業務に集中して取り組むことが出来ますね。
日常で見かける場面は？
顧客としての要望を日本語で伝えることが出来る
アメリカで生活していると色んなお店に対して高頻度でライブチャット機能を使って質問をすることがあります。今まではわたしたち在米日本人は英語で希望を伝える必要がありました。しかしChatGPTを活用している企業でやり取りする時には日本語のまま希望を伝えることが出来るので、ストレスを感じること無く日々の生活の質を上げることが出来るでしょう。
英語学習に役立つ
ChatGPTはある程度のキーワードを伝えるだけで一定量の文章を作ってくれます。例えば、お子さんの英語学習の為に簡単な英単語を入力し、文法を細かく指定するとすぐにその英単語に合わせて英文を作成することが出来ます。これは英語圏に駐在するわたしたちにとって何よりも使いやすい英語教材となるのではないでしょうか。
ChatGPTの課題は？
より多くのデータを集める必要がある
これはChatGPTだけに限った話ではありませんが、AIは学習していくことでより細やかな表現に対応できるように改善されていきます。はじめから対人と同等のやり取りをスムーズに行うことは難しいでしょう。ただ、今これだけ世界中で話題になり使用され始めているので致命的なエラーが起きるとは考えづらいです。
短い会話にしか対応できない
ChatGPTはあくまで質問と回答という簡単な会話をするためのモデルです。例えば以前話した内容を踏まえての回答を求めると、ChatGPTは混乱してしまいます。複数のやり取りが必要となる場合には誤った回答（エラー）が起きやすくなります。
騙すことが出来る
例えばそもそもモデル自体に間違った情報を入れてしまうと正しい答えを導くことは出来ません。あくまで人の手によって学習された内容を元にして言語生成を行うので、インプット時点でエラーが発生してしまうとChatGPTは誤った選択をする確率が上がります。
まとめ
わたしはChatGPTの急速な普及によって、異国での生活のストレスが少し軽減されるかもしれないなと感じています。経済大国アメリカで暮らす私たちにとって、近々ChatGPTを使ったサービスに触れる機会はビジネスでも日常でも出てくることでしょう。新しいAIプログラムを正しく理解して、賢く使用していくことが大切ですね。
ChatGPTはまだまだ世間に認知されたばかりの新しい言語作成モデル。今後どのように生活が変わっていくのか楽しみです！
