【2023年版アメリカ生活】駐在期間中に病院で受診するには?

アメリカ駐在生活駐在期間中に病院で受診するには 渡米後のお役立ち情報

海外赴任前に健康診断や病院巡りなどをしてしっかりと体調を整えたつもりでも、現地に着いてしばらくしてから疲れがドッと出てしまうこともあります。また、突然の発症など事前に想定できない事態が起こる可能性も。せっかくの駐在生活を出来るだけ楽しんでもらう為に、アメリカの病院にスムーズに行く方法をまとめました。

この記事は、2022年にわたしの夫をアメリカの病院に連れていった体験をベースに作成しています。本当に突然体調不良は訪れるもので、わたしも軽くパニックになりました…。突然の事態に備えて是非アメリカの病院事情を知っておきましょう

アメリカで病院に行く前に準備することは?

病院に行くべきかどうかを判断する

今起きている症状や、直近の生活環境からカラダの中で起きていることについて確認しましょう。カラダの違和感を少しでも感じたら日記や体調管理アプリなどにこまめに書くことをオススメします。

アメリカでは病院で診察を受けるのに最低でも1か月掛かる場合が殆どです。コロナウイルスが爆発的に流行ったときも、コロナに罹ったことを理由に病院に行った人はわたしの周りにはいませんでした。

精神的にしんどさを感じる・鬱っぽい症状が出ていると感じるときには、この記事と合わせて以下の記事も読んでくださいね。

海外旅行保険会社に連絡する

病院に行くと決まったら、まず海外旅行保険会社に問い合わせます。多くの保険会社では24時間電話での問い合わせを受け付けているのでいつでも電話することが出来ます。わたしが問い合わせた時に伝えた内容は以下の通りです。

  1. 保険加入者番号
  2. 症状の説明
  3. 用意しておくべき書類(診察代を支払ったレシートなど)
  4. 受診後の申請期限

はじめに保険加入者番号を聞かれるので、手元にメモと海外旅行保険の証明書類を用意してから連絡しましょう。

保険証を確認

会社からアメリカで使用できる保険証を貰っている場合は、まず自分がどの保険会社に入っているのか・PPOかHMOかを確認しましょう。

保険適応される病院を検索する

アメリカでの保険証がある場合

HMOの場合

まずはホームドクター(内科)に行ってから専門医を紹介してもらう流れになります。

PPOの場合

保険会社に先に確認するか、保険会社の公式サイトを確認して直接専門医に受診してもらうことが出来ます。【アメリカの保険会社名+insurance+州名】で検索すると見つけやすいです。

海外旅行保険だけ加入している場合(留学生・ESTA等による短期滞在者)

海外旅行保険での対応をしている病院は限られていますが、無保険状態だと多額の医療費を支払うことになります。日本では考えられない程の高額請求となりますので、必ず【Travel insutance+州名】で検索してください。

病院を予約

検索サイトからそのまま予約するか、病院に直接電話で問い合わせることになります。電話となると緊張するかもしれませんが、ここはアメリカ、英語を第二言語にしている方もたくさん住んでいる国です。わたしは「あくまで大事なのは正確に情報を伝えることだ」と割り切って、思い切りゆっくり丁寧に話しました(笑)不調の時に辛いとは思いますが、落ち着いてゆっくりと話せば相手に必ず伝わるので事前に台本を作るなどして挑みましょう。

予約で聞かれた内容を下記にまとめましたので、病院を予約する前の準備に使ってくださいね。

予約で聞かれること

  • 予約の電話かどうか Appointment
  • 名前と生年月日 Full name & Date of Birth
  • 電話番号 Phone number
  • 初診かどうか First visit
  • どこの保険会社か Insuranse name
  • 来院する理由 Symptoms
  • 症状についての簡単な説明 Reasons of visit
  • 診察の希望日時 Date and time

通訳の用意

アメリカでは、医療にまつわる通訳費用は病院側で負担することが法律で決められています。(アメリカ政府の補助を受けている病院のみ対象)

予約をする際に日本語の通訳を付けてほしいと伝えておけばそれだけで手配してもらえます。通訳を付けずに診察に臨んでも問題はありませんが、医療に関する英単語は難しく細かなニュアンスが伝わり辛いので誤診に繋がるリスクがあります。出来るだけ病院に通訳の用意をお願いすることをオススメします。

病院で受診

受診の手順

日本と同じように受付(Reception)に行き、予約していることを伝えてチェックインを済ませたら、看護師さんが受診の理由を尋ねてくれます。ざっくりと症状を説明して身体測定や血圧測定の後に診察室に移動して問診が始まります。

通訳をお願いしている場合は、症状を短く区切って話すと通訳者との連携が取りやすくなります。わたしが使用した時は、わたしが話し終わる度、お医者さんが話し終わる度に通訳に入ってくださいました。お医者さんとしっかり情報共有ができているという安心感があり、通訳者の存在が心強かったです。

薬局で処方箋を受け取る

受診後、受付でお会計の時に処方箋を渡してくれるので、最寄りの薬局に持っていきましょう。診察内容によっては診察後に血液検査や尿検査の為に検査センターの案内をされることがあります。もし受付の方が言っている内容が分からない場合は、紙やスマホのメモに打ち込んで貰うように伝えてください。

海外旅行保険会社に申請

日本に帰ってからでも出来ますが、受診後〇ヵ月までと決められている場合もあります。すぐに申請が出来ない場合は一度海外旅行保険会社に相談すると良いでしょう。わたしは夫の受診後、保険会社に再度連絡したら「受診後6カ月以内のみ有効」と言われたので、3カ月後の一時帰国の時に手続きしました。

まとめ

アメリカで病院を受診する上で必ず気を付けなければいけないのは、自分の保険を必ずよく確認してから病院に予約することです。無保険状態だと多額の医療費がかかるのがアメリカの怖いところ。日本の病院の予約と比べて手間と時間はかかりますが、落ち着いてひとつずつクリアしていきましょう。

お大事にしてくださいね。

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