【渡米準備】アメリカ駐在が決まったら何する?荷物の仕分け編

渡米準備アメリカ駐在決まったら何する荷物の仕分け航空便船便について 渡米前に読みたい情報

アメリカ駐在が決まれば、すぐに色々な準備に取り掛からなければなりません。しかし実際いきなり渡米準備と言われても「何から手を付ければいい?」「どうやって進めるの?」と不安を抱く方も多いでしょう。

今回はわたしが渡米前に準備した内容を元に、どう米国駐在に向けて準備するといいか分かりやすく解説します。

実際にわたしが渡米した時の経験からこの記事を作成しています。

【渡米準備】アメリカに荷物を送る順番

渡米が決まったらまず荷物を送る準備に取り掛かりましょう。その為には今お家にある荷物の仕分けをする必要がありますね。まずはざっくりと今後のスケジュール感を理解すると準備がスムーズに進めることができるでしょう。

我が家は夫が先にアメリカ入り、その4ヵ月後にわたしが渡米しました。わたしが実際に米国に荷物を送った時のスケジュールは以下の通りです。

  1. 11月 夫に米国駐在の辞令
  2. 12月初旬 日本通運とヤマト運輸の見積
  3. 12月末 ヤマト運輸に決定
  4. 1月中旬 ヤマト運輸に船便・航空便を預ける
  5. 1月末 夫が渡米する
  6. 1月最終日 家の掃除・鍵の返却・礼金の受け取り

つまり辞令が出てから1ヵ月後に見積を出しているので、その時点である程度仕分けが完了している必要があります。

【渡米準備】アメリカにはどれくらい持っていっていいの?

仕分けについては早く着手した方がいいと冒頭で書きましたが、わたしは大型家具含め荷物は出来るだけアメリカに連れて行くことをオススメします。わたし自身が渡米に合わせてそこまで荷物の整理が出来ていない状態で来たのですが、正直全く困りませんでした。アメリカに来て3年が経過した今でもそう思う理由は、アメリカはゴミを捨てることに対してとても寛容な国だからです。

アメリカの多くの地域ではゴミの分別は普通・リサイクルのみ。ひと家庭に割り当てられるゴミ箱もとても大きく、日本であれば別料金が取られるサイズのゴミでもアメリカでは無料で捨てられることが殆どです。またアメリカでは寄付(Donation)文化が根強い為、寄付だけで成り立っている中古品ショップ(Thrift store)が町の至るところに点在しています。このショップで不要になった衣類や家具などを持ち込めばすべて寄付に回すことが出来るので、日本でわざわざ粗大ごみのチケットを発行して捨ててしまうよりは気持ちも良いのではないでしょうか。持ち出す荷物に余裕があり、捨てるかどうか悩むものがあれば是非アメリカに連れていくことも検討してください。

ただし会社の規定によって、アメリカに持ち込める量が制限されている場合があります。わたしは辞令が出てはじめに夫に頼んだことは制限量を聞いてもらうことでした。箱数など数量が決まっている場合は、優先順位をつけて荷物の仕分けを進めましょう。

わたしは大型家具はすべて友人や後輩などに譲ることになった為、それ以外の荷物は全てアメリカに持ち込みました。その後アメリカに来てある程度生活が落ち着いた後に順々必要の無いものを選定していきました。最終的に渡米1年後にまとめて地域のゴミ収集センターに処分してきました。【Waste district+地域名】で検索を掛けてみて、近くにゴミ収集センターがあるか先に調べてみるといいでしょう。

【渡米準備】引っ越し業者・引っ越し時期について

アメリカへの引っ越し業者としては日通とヤマト運輸が主流です。日本⇔アメリカ間の引っ越しは3、4月が混むので、この時期に引っ越しを控えている場合は早めに見積りを取りましょう。

また、アメリカでは夏休み〜新学期が始まる前の8月が引っ越しのピークの時期です。この時期に引っ越しの予定がある方は米国内での荷物輸送が渋滞し、航空便・船便の到着が遅れる場合があるので十分に注意してください。

【渡米準備】アメリカ駐在に持っていくべきもの

アメリカでは都心部以外では、日本で当たり前のように使っているものは手に入らないことが多いです。また最近ではインフレの影響で物価が一気に高騰しているので、物によっては気軽に買えないかもしれません。ここからは実際にわたしがアメリカに持って来たものについてご紹介します。ぜひ渡米準備の参考にしてくださいね。

【渡米準備】実際にわたしが持っていったもの

一般的に日本⇒アメリカへの荷物は、航空便は2週間、船便は2カ月を目安に到着します。しかし航空便、船便共に時期によって届く日数が大幅に変わる場合があります。今どれくらい日数が掛かるのかについては必ず引っ越し業者さんに確認しましょう。

去年渡米した人から聞いた話ですが、船に積んでいたコンテナ丸々紛失した為に船便で送った40箱が全て無くなってしまったそうです。恐ろしいですよね…。航空便・船便ともに紛失のリスクはつきもの。くれぐれも失くしたら困るものは入れないようにしましょう。

確実にアメリカに持っていきたい貴重品は渡米する時に機内持ち込みできるものだけと考えておくといいですよ。

次に、わたしが実際に航空便・船便それぞれに入れたものを詳しく説明します。

航空便持ち物リスト

わたしが実際に航空便で送った箱数は約10箱でした。税関で開けられなかったようで、とてもキレイに整理された状態で届きました。破損の心配もしていましたが、無事に届いてくれたのですぐにお米を炊いたりすることができました。アメリカの寒い地域への駐在だった為に冬物の衣類をたくさん入れていたので、いい感じにクッション材になったのかもしれません。

  • 炊飯器
  • 変圧器ひとつ
  • 衣類(渡米時期~次の季節まで)
  • 夫のスーツ関連の小物
  • わたしのフォーマルドレス
  • スニーカー、リュックサック
  • 洗濯物干しざお2つ
  • アメリカ旅行のガイドブック
  • 可愛いデザインのお手紙セット
  • ちょっとしたラッピング包装類

航空便で送って特に良かったと思っているアイテムについて詳しく解説します。

炊飯器

炊飯器はアメリカでは基本的に売られていないので日本から送ることをオススメします。準備する上で注意したいのが電圧の差です。日本と比べてアメリカは電圧が高く設定されているので、日本の家電製品をそのままコンセントに繋げてしまうと規定以上の電気が流れてしまい故障しやすくなります。

アメリカで炊飯器は売っていますが日本並みのクオリティを求めるのであればお値段がグンと上がります。忘れずにアメリカに持って来ましょう。

同じタイミングで本帰国する予定の駐在帯同家族がいれば、変圧器を譲ってくれるかもしれません。一度聞いてみてもいいでしょう。購入すると10,000円くらいします…。

物干しざお

自分の敷地内であっても、お外に物を干すのはアメリカの文化的にはNGです。よく分からない文化ですが、アメリカに来てみるとお外に何かを干している家庭は見かけません。

アメリカの洗濯機・乾燥機はとても大きいので必要性は低いかもしれませんが、手洗いしたいお洋服やインナーウェアのことを考えてアメリカに持ち込みました。ただ、庭の周りが目隠しされていれば屋外に衣類や布団などを干すのはOKだそうです。謎文化ですが郷に入っては郷に従え、物干しざおも持ち込むことをオススメします。

お手紙やラッピング類

お手紙やラッピング類については個人的にアメリカに持ち込んで正解だったと思っています。アメリカではちょっとしたお礼の時にそっと忍ばせておくミニカードはあまり見かけません。日本の方がミニサイズのカードやぽち袋が売られているので、渡米後すぐの挨拶周りなどにとても役に立ちました。ラッピング類も安くて可愛いものは日本の方が揃っています。アメリカでは頻繁に誰かのお家にお呼ばれするので、クッキーを焼いて簡単にラッピングしたりする時に助かります。

船便持ち物リスト

  • 変圧器ひとつ
  • ドライヤー
  • ノート・ペンなど文房具類
  • 残り衣類、靴、バッグなど
  • 寝具(圧縮した状態)

文房具類

文房具は船便で日本から持って来てよかった荷物のひとつです。アメリカのノートは高いのに質が悪く紙がペラペラで書きづらいなと感じてしまいます。ボールペンは、PILOTなど日本でも良く知られている種類のものであれば消えるタイプも売られています。しかし種類は少ないので、もしお気に入りのペンがあるようであればまとめて購入しておきましょう。

また、アメリカの消しゴムは基本的にシャーペンの上についているものという認識だそうで、日本のように良く消えるものは販売されていません。もしシャーペンやえんぴつ派の方は消しゴムのまとめ買いもお忘れなく。

寝具

わたしは事前に結構調べてから寝具を持ち込みました。もし日本仕様のマットレスなどを持ち込まれる場合は別ですが、アメリカのマットレスを使用される場合には、布団やベッドシーツを持ち込むかどうかはUSサイズに注意した方がいいでしょう。なぜならアメリカはサイズがインチ(inch)に合わせて作られているからです。またマットレス自体が日本と比べて長めに作られているので、サイズを事前に調べてから持ち込みましょう。寝具はアメリカでもたくさん売られていてブラックフライデーには大きく値下げするので、アメリカで買い揃えるのもいいですね。

セミダブルは日本独自のベッドサイズだそうです。ご存じでしたか?

まとめ

アメリカ駐在となると色々と不安に思うこともあると思いますが、何かを忘れたからといって生活上致命的に無いと困る!ということはありません。アメリカでは各地に大きいスーパーがありますし、ネットショッピングを利用することもできます。

ただ、どうせ慣れない環境で暮らすなら出来るだけ快適に過ごした方が楽しいと思います。ぜひこの引っ越しの機会に合わせて、ご自身が大切にしたいこと・ものについて整理してみましょう。

新生活に向けて出来ることを着実にやっていきましょう!

タイトルとURLをコピーしました